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令和6年度北区北福祉区民生委員児童委員協議会全体研修会が開催されました。(2024年11月29日)
北区北福祉区民生委員児童委員協議会では、令和6年11月29日(金)、講師にルーテル学院大学名誉教授の市川一宏氏を講師に迎えて、標記研修会を開催しました。
今年度は、研修のテーマを「これからの民生委員・児童委員活動について」とし、孤独・孤立対策推進法、認知症対策基本法及び改正児童福祉法等、高齢者や子ども等の福祉に関わる法律が相次いで施行される状況なかで、改めて民生委員・児童委員活動について考えてみることにしました。
講師の市川氏の専門は、社会福祉政策・地域福祉・高齢者福祉。長くルーテル学院大学の学長を勤められ、又国や地方自治体等の福祉計画・政策等の策定にも携わってこられていることから、研究者と政策提案者という両方の観点からのお話が期待されました。
講演では、2023年度に4つの自治体の「介護保険事業計画・高齢者保健福祉計画」の策定に関わったものの、地域の生活課題(「高齢者の孤立の問題」「児童虐待」「経済的格差」)に対して決定的な打開策が見出されていないと感じられていることを踏まえ、これからの民生委員・児童委員活動には、「自らの働きを問い直す」「地域・地域ケアのあるべき姿を描く」及び「協働した働きを始める」の三つの視点が大切であると指摘されました。
当日は、各単位民児協から152名の民生委員・児童委員が参加し、わかりやすい市川氏の講演に耳を傾けました。
令和6年度 「オレンジリボンキャンペーン」を実施しました。(南区西福祉区民児協)
令和6年12月2日(月)に西福祉区民児協は、興除小学校の6年生45名を対象にオレンジリボンキャンペーンを実施しました。この活動は毎年行っているもので、福祉区内の小学校を順に回っており、今年で10年目になりました。今年は久しぶりに人数制限することなく、コロナ禍前のように委員全員が参加することができました。
毎年、オレンジリボン運動の起源や主旨、子どもの権利について話をしたあと、『あなたはちっともわるくない』という絵本の読み聞かせを行います。そして、グループに分かれて児童たちと一緒に会話を楽しみながらオレンジリボンの作成を行います。リボン作りに一生懸命取り組む児童や、修学旅行の話や中学校で楽しみにしていることの話など、各グループで盛り上がりとても良い交流の時間となりました。
この活動では、児童虐待について考えてもらうきっかけになることや、何かあった時には遠慮なく周りの大人に伝えてよいことを児童たちに伝わるように工夫しています。そして地域のなかには民生委員・児童委員が皆さんを見守っていることも伝えています。
今後も、子どもたちが安心して暮らすことができる地域を目指して、見守り活動と啓発活動に取り組んでまいりたいと思います。
【北区中央福祉区】令和6年度 北区中央福祉区⺠⽣委員児童委員協議会 地域福祉推進部
視察研修を実施しました
令和6年11月20日(水)に、令和6年度北区中央福祉区⺠⽣委員児童委員協議会 地域福祉推進部の視察研修を実施しました。今回の視察研修には地域福祉推進部員19名が参加し、倉敷市真備町にある「まび記念病院」と「まびふれあい公園」を訪れました。
まび記念病院では、医療法人和陽会理事⻑の村上和春様より、平成30年7月豪雨災害時の病院の様子や、病院復旧までの取り組みについてご講演いただきました。また、災害復興のシンボルとして倉敷市が整備したまびふれあい公園を見学し、災害時の活用方法などを学びました。
視察研修に参加した部員からは 「小田川の河川改修で氾濫の危険はやや低下したものの、地域に恵まれた避難所がある事は地域住⺠にとっては大変心強いと思いますが、命が助かることが前提です。死者51人の内、65歳以上が9割ということを考えると、(自分たちの)学区内にも自力で避難できない人が一定数居られる中、迅速に避難するための避難場所と支援体制を早急に考えておくことが重要だと思いました。」との感想がありました。
視察研修を快く受け入れてくださいました医療法人和陽会様、誠にありがとうございました。